「FIRE」や「FIREムーブメント」という言葉を聞いたことはありますか?
最近では20代・30代でFIREを達成し、自分の人生を心から楽しんでいる方が多くいらっしゃいます。
FIREとは何なのでしょうか。
もちろん「火」ではありません(笑)
Financial Independence,Retire Early
「経済的自立・早期リタイア」
Financial Independence=経済的自立
Retire Early=早期リタイア
こちらを意味する造語だったんですね。
最近、アメリカやヨーロッパではミレニアル世代を中心にFIREを取り入れた働き方や人生設計が流行しているようです。
ミレニアル世代は、「もの消費」よりも「こと消費」に重点を置き、ワークワイフバランスを大切にした働き方を重要視している世代です。(1981年~1996年生まれ)
ここ最近になって日本でも「FIRE」という言葉が、インターネット上では見られるようになりましたが、欧米では実際に若くして経済的自立をし、早期リタイアを成し遂げた方も数多くいらっしゃいます。
日本では、アメリカやヨーロッパと比べるとまだ普及しているわけではありませんが、ここ数年でFIREムーブメントが広がってきているようです。
では、具体的に「FIRE 経済的自立・早期リタイア」を実現する方法について、考えていきたいと思います。
FIREに必要な要素
重要なポイントが2点あります。
【資産】
これが一番大切かもしれませんが、会社をリタイアするということは、定期的な収入がなくなる(減る)ということです。
副業などをしていて副収入がある方は、いいかもしれませんが、一つの会社のみで働いていて、収入減が一つしかない方はある程度まとまった資金が必要になります。
「FIRE」を考えるにあたり、よく言われるのが、年間支出額の25倍という金額です。
仮に、年間支出額が250万円だった場合には、6000万円ほどが必要になってきます。
6000万円と言われると、無理だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これはあくまでも目安で、その人の生活スタイルや住んでいる国・地域によっても変わってきます。
不動産収入や株の配当金があれば、それよりも少ない金額でも大丈夫でしょう。
私はこの点について、会社をリタイアするにあたり、副業や副収入などの大切さをしっかりと考えるようになりました。
本業のほかに副業からの収入源を確保しておくことでリタイアを実現できる可能性が高くなります。
最近は副業ブームでもあり、様々な人が様々な副業で生計を立てていらっしゃいます。
このようにすでに副業で稼げるツールがいくつもあります。
・株式投資
・メルカリなどのフリマサイト
・農業
・ブログ
・クラウドワークス等のサイト
ブログを始めようと思ったのも、FIRE:経済的自立・早期リタイアをめざすようになったからです。
これまで何度かブログに挑戦したことはあったのですが、なかなか収益も伸びず、運営自体も続かないことが多々ありました。
ですが、将来をしっかり考えた時に、ブログは収入減の一つとして大変有益なツールであると認識するようになりました。
コストをあまりかけずに、定期的な副収入を得ることが出来るという点です。
株式投資から得られるインカムゲインやキャピタルゲイン、ブログの広告収入・アフィリエイト収入、その他副業から生まれる副収入をうまく生み出し、運用することでFIREが実現可能だと思っています。
【倹約】
倹約も大切になってきます。
日頃の支出を見直し、無駄な支出をせず、できるだけ資産運用にお金を回し、複利の力を利用しましょう。
①の資金にも関係してきますが、若いうちから預金ではなく株などに資金を移しておくと、お金がお金を産んでくれます。
キャピタルゲインやインカムゲインなどで資産を増やし、またその増えた資産を投資にまわす。
そうすることによって、資産は雪だるま式に増えていきます。
毎日の食費や、つい寄ってしまいがちなコンビニの利用回数を減らす、住宅費を可能な限り抑える、などできることはたくさんあります。
「今」も大切ですが、「未来」を見据えて、日々生きていきましょう。
具体的な倹約の例で言いますと、、、
・会社に持っていく弁当を手作り、飲み物はマイボトルに麦茶を入れていく
・近くに用事がある時は、車ではなく歩いていく
・携帯電話の契約を格安事業者と言われるところに切り替える
・スタバに行く回数を減らし、家でコーヒーやお茶を楽しむ
・車のタイヤ交換は自分で行う
上記の例は、私が実際に行っている例になります。
このように少しマインドを変えるだけで、月に数千円、年単位で考えると数万円の差が生まれてきます。
今少し頑張るだけで、将来がとても楽になるのではないかと思っています。
”4%ルール”とは?
簡単に言うと、リタイア後に運用資金の4%を毎年引き出して使っても、問題ないという考え方です。
言い換えると、年間支出額の25倍が用意できれば、計算上早期リタイアが可能になります。
例えば、年間必要額が240万円(20万円×12ヵ月)だった場合には、その25倍である6000万円が必要な金額ということがわかります。
つまり、6000万円を貯めることが出来れば、それを運用しながら、”4%ルール”を守っていくと、早期リタイアが可能であるということが言えます。
”4%ルール”における”4%”という数字は、どのような根拠なのでしょうか。
こちらは、過去にも様々な論文が出ていて、信ぴょう性は高い数字です。
一般的に言われているのは、資産の運用利回りが約7%(米国S&P500指数の場合)で、米国のインフレ率約3%を差し引いた数字が4%ということになります。
ただ、4%という数字は米国を基準にしてあるので、日本やそのほかの国においては違った数字が出てくるかもしれません。
また、持っている通貨と住んでいる国の物価などを考慮した場合にも、変わってくるでしょう。
あくまでも、目安と思っていただければと思います。
例えばですが、物価の安い東南アジアに移住したら、確実に4%以下の金額でも生活ができると思います。
国や場所によっては、日本の半分以下の生活費で暮らせるところもあるかもしれません。
今後のFIREの在り方
現在、テレワークもだんだんと普及してきて会社や在宅だけでなく、どこでも仕事ができる環境になってきました。
今後は個人で働き、個人で稼ぐことが普通になってくると思います。
そんな時の一つの選択肢として、日本の外に目も向けてみるのも面白いと思います。
私はこれまでヨーロッパやオーストラリアで暮らしたことがあり、もちろん大変なこともたくさんありました。
言葉の面や治安、食事など乗り越えるべき壁はとても多いですが、その分楽しい経験・その国でしかできない経験を数多くやってきました。
「FIRE:経済的自立・早期リタイア」を考えるうえで、生活レベルや居住国・地域は特に重要な点かと思います。
その他にも、家族の理解や、明確なゴール・目標設定などが必要になってくるでしょう。
まだまだ日本には「FIRE」を実現された方は多くありませんので、情報を収集して、皆さんの参考になればと思います。
経済的自立・早期リタイアを達成するのは、簡単な道ではないかもしれませんが、達成したら必ず幸せで充実した人生がやって来ると信じています。
つまらないサラリーマン生活がばかばかしくなってくるかもしれませんね。
今後も「FIRE 経済的自立・早期リタイア」について考えていこうと思います。
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