皆さん、こんにちは。
今回は、中国香港株ETFの中でも人気の高い「Tracker Fund of Hong Kong (トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン)」についてご紹介をして、私が購入を検討している理由についてご説明していきたいと思います。
私は、米国高配当株ETFや米国個別株、S%P500インデックス投資などを中心に株式投資を行っているのですが、米国だけに偏るのも一定のリスクがあるので、ポートフォリオのうち数パーセントは米国以外の中国香港株や、イギリス株、オーストラリア株、その他資産などに投資をしています。
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これによって、米国株が落ち込んできたときに、ダメージは不可避ですが、ある程度はリスクヘッジができると思っています。
これまで、中国香港株は数社の株式を取得してきました。
・HSBC(イギリスに本社を置く銀行)
・China Life Insurance(中国人寿保険)
・Bank of china(中国銀行)
これまでは個人的に興味のある配当利回りの高い個別銘柄を選んできましたが、今回は中国香港の個別株のリスク・中国という国自体のリスクを考えた上で、ETFである「Tracker Fund of Hong Kong (トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン)」の購入を検討しています。
「Tracker Fund of Hong Kong (トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン)」とは?
『Tracker Fund of Hong Kong (トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン)」とは、香港の上場投資信託で、香港ハンセン指数と連動した成果を目指すものです。
基本情報
株価・・・18.55香港ドル(2024/6/24 時点)
信託報酬・・・0.07%
直近配当利回り・・・3.80%
保有銘柄数・・・57
組み入れ上位銘柄
・AIAグループ
・テンセントホールディングス
・HSBCホールディングス
・中国建設銀行
・アリババグループホールディングス
・Meituan
・中国平安保険
・香港取引所
・中国工商銀行
・小米集団(シャオミ)
中国・香港を代表する大企業が上位組み入れ銘柄を構成しています。
では、カテゴリーで分けて見るとどうでしょうか。
業種別に集計してみると、インフォメーションテクノロジーと金融で約7割を占めていることが分かります。
特に金融だけで4割を占めており、本ETFの中心となっています。
「Tracker Fund of Hong Kong (トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン)」を長期保有すべき理由
まずは何といっても、リスク分散をしたうえで、中国香港全体の成長の恩恵を受けることが出来る点でしょう。
「Tracker Fund of Hong Kong (トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン)」と名前に香港が入っていますが、香港の企業だけではなく、中国に拠点を構える企業にも分散投資されているので、香港と中国という国全体に投資をしているのと同意ということになります。
中国という国自体はまだ新興国という扱いで、まだまだ成長の余地があります。
人口の多さも魅力の一つです。
中国の、個別株に投資をするのが少し怖いという方には、個別株の集合体であるETFは個別株に比べてリスクが減る、いい投資先になると思います。
次に、リスク分散というメリットです。
私は米国株を中心に資産運用をしておりますが、米国だけに集中投資するのは少しリスクがあります。
米国の成長はしばらくは持続すると予測していますが、いつかは中国香港が世界経済の覇権を握る日が来ると思っています。
ですので、リスク分散という点で、米国株など特定の国・地域に集中投資するよりも、中国香港株という選択肢を持っておくことが、合理的な投資であると言えます。
中国香港株が世界経済の中心となる時代がいつか来ると思うので、時代の流れをよく理解して、自分のポートフォリオを見直していきましょう。
中国香港株の取り扱い多数のSBI証券の口座開設方法はこちらから「Tracker Fund of Hong Kong (トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン)」の懸念点
これまで基本情報や上位組み入れ銘柄、投資すべき理由などをご説明してきましたが、懸念点というかデメリットも多少あるので、そちらについてもご説明していきたいと思います。
まずは、中国という国のリスクです。
中国は1つの政党による独裁体制ですので、その方針や経済政策等で個社の株価がかなり変動します。
最近はアリババやテンセントなどがその影響を受け、株価が大幅に乱高下したりしています。
直近のニュースでも、政党が金融市場に極めて大きな影響力を持っているとの報道が取り上げられましたが、本当にその通りだと思います。
自由主義のアメリカとは違い、中国では1つの政党がすべてを把握して、管理下に置きたいというような意図を感じますので、中国香港株に投資する際は、この点は無視できないでしょう。
(ブルームバーグ): 中国政府が進める金融リスク排除の取り組みで何が直近の対象になっているかを探ることが、重要なトレーディング戦略となりつつある。
中国共産党、金融市場に極めて大きな影響力-政策総動員でリスク排除 (msn.com)
中国当局者による資産バブルに関する警告後、中国株の売りは1兆3000億ドル(約141兆円)規模に膨らみ、酒造メーカーなど最も人気を集めていた銘柄の下げが目立った。
また、配当利回りがそこまで高くない点にも注意が必要です。
2021年3月時点での直近配当利回りは2.66%ですので、個別株や米国株に比べるとまだまだのようです。
今後の株価の上昇や、配当金の増配などは期待できると思いますが、現在は2.66%であるということも頭に入れておきましょう。
配当利回りもそこまで高くないことから、米国株や日本の高配当株のほうがインカムゲインは増えるかもしれません。
ですが、中国香港株の成長が期待できると思っているなら、十分に魅力的な投資先の一つだと思います。
最後に最小取引単位がある点です。
こちらのETFは最低投資株数が決まっており、500株~となっています。(SBI証券)
ですので、日本円に換算すると最低でも196,000円が必要になってきます。
皆さんのポートフォリオにもよりますが、中国香港株に196,000円を投じてもいいのか、過度な割合になっていないかはよく確認してから、行いましょう。
まとめ
中国香港株の取り扱い多数のSBI証券の口座開設方法はこちらから以上、今回は中国香港株ETFの「Tracker Fund of Hong Kong (トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン)」をご紹介いたしました。
メリット・デメリットそれぞれ存在しているため、ご自身でよく理解したうえで、判断してみてください。
私の場合は、中国という国の今後の成長に期待しているところが大きいので、タイミングを見て、本ETFに投資をしていきたいと思っています。
ただ、もうしばらくは米国の成長は続くと思っているので、あくまでも米国株を中心としたうえで、余剰資金での投資や、ポートフォリオの一部分に留まるくらいの金額を中国香港株にも振り向けていきたいですね。
皆さんの参考になれば幸いです。
日本株や米国株に比べると、中国香港株は情報が少ないかもしれません。
私が情報源として使用しているのがこちらの二季報になります。
限られた情報源の中で、ベストな投資先を見つけていきましょう。
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