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【育休取得】20代サラリーマンのお金事情

FIRE

今回のコンテンツ


平均的な収入の20代サラリーマン(男性)は育休を取得を出来るのか?

育休を取得するメリット・デメリットは?

育休を取得することによって、セミリタイアは遠ざかるのか?

現在私は妻と2人で生活していますが、今後は子どものことも考えています。

お金の面や子育てに対する不安など考えるところはいろいろありますが、今回は「育児休業(育休)」について考えていきたいと思います。


まず日本の現状を簡単にご紹介します。

厚生労働省の調査によりますと、2019年度の男性の育休取得率は7.48%だそうです。

10年前の2009年度に関しては育休取得率は1.72%だったので、ここ10年くらいで取得率は大幅に改善していますが、欧米諸国の男性育休取得率と比較するとかなりの低水準です。

北欧のノルウェーでは、2012年以降、男女ともに育休取得率は90%を超えています。

これはパパ・クウォータ制度というものがあり、父親が育休を取らなければ、手当の金額や休暇の日数が減らされてしまうというものです。


この制度によって、ノルウェーの育休取得率は急激に増加したそうです。

ドイツでは、これまで育休中の手当が保障されていませんでしたが、手当を給料の67%にすることで、育休の取得率を増加させています。




では、日本の育休制度はどのようなものなのでしょうか。詳しく見ていきたいと思います。

そもそも育休とは、育児休業のことで、「1歳に満たない子供を養育する男女労働者は会社に申し出ることにより、子どもが1歳になるまでの間で希望する期間、育児の為に休業できる(厚生労働省HPより)」というものです。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/000103504.html


気になる育休中の保障についてですが、育休取得前の給料の67%がハローワークより給付されます。(育休開始より半年間、その後は50%に減ります)

給料の67%しかもらえないのかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これに加えて、健康保険料や厚生年金保険料などの社会保険料の負担が免除されます。

ですので、実質的には給料の約80%が保障されることになります。

また、住んでいる地域によっては子どもを通わせる保育園が簡単には見つからないという場合もあると思いますが、そのような場合には、育休の取得期間を、子どもが2歳になるまでに延長することも可能です。

育休は正社員のものと思われているかもしれませんが、実はパート・アルバイト、派遣社員の方でも取得が可能です。

育休取得の条件は、


①1年以上同じ職場で働いている
②1歳以降も継続して雇用される見込みである
③週3回以上の勤務

ユニセフの調査では、日本の育休制度は他国と比較して、給付金が出る育児休業の長さは1位の評価を取るほど高評価を得ています。

一方で取得率は世界でも低水準。

ここには日本の企業文化や働き方などの影響があるものと思われます。

「男性が育休?」「職場の人員が足りず、仕事が回らない」「昇進に響くのではないか」「復帰した後の周りからの対応が不安」など様々な声があると思います。

このあたりが日本の、また日本人の悪しき文化・風習ではないでしょうか。

私は国が保証して、利用してほしいと言っている制度なので、企業の経営陣やマネジメント層が意識を変えていかないといけないと思います。

育休の取得を検討するのは若くて働き盛りの20代や30代の方々で、その方々の働く意欲をなくしたり、子育てなど家庭の事情を考慮できない企業はだんだん淘汰されていくのではないでしょうか。

時代に合わせて制度だけでなく、意識も変えていく必要があります。




これまで日本の育休制度や他国の育休制度、日本における取得率などについて述べてきましたが、ここからは私の計画をご紹介したいと思います。

私は最低でも半年間は育休を取得しようと計画しています。

日本の育休制度は給付金の額や取得できる期間の長さから考えても、世界トップクラスです。私はその制度を活用しない手はないと考えます。

給付金の額については少し不安な部分もありますが、現在給付額を上げるべきとの声が上がり、いつかは給付金の増額が国会で承認される見込みです。

これにより給付額は育休取得前の賃金の約100%が保障されることになります。ぜひ国会議員の方々には頑張っていただきたいですね。

会社で働いているときに比べて収入は少しは減るかもしれませんが、その分ブログなどでの発信に注力できるので、まあいいかなと思います。

今は株式投資やセミリタイアなどの記事を書いていますが、子育てや育休を取得した体験談などもいいコンテンツになると思うので、発信していきたいと思います。

加えて、資格の勉強や読書の時間も作っていきたいです。(子育てでそれどころではないかもしれませんが。。笑)



育休取得によってセミリタイアは遠ざかるのか?という点ですが、男性が育休を取得してもセミリタイアは遠ざからないと思っています。

むしろセミリタイアは近づくと思ってます。

収入の面は先ほど述べましたが給付金やブログなどの副収入でひとまず大丈夫、また積極的に育児や子育てに関わることによって、より一層セミリタイアへの意欲がわくのではないかと思います。

日本のサラリーマンは多くの時間を会社や会社に関連した時間に使いすぎだと思います。もっと子育てや家庭のことに時間を割いてもいいのではないでしょうか。



以上、今回は男性の育休取得について考えてみました。

世界でもトップクラスの育休制度を活用して、皆さまも積極的な子育て参加、ゆくゆくはセミリタイアを目指してみてはいかがでしょうか。


ご意見やご感想があれば、ぜひお願いします!

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